介護関連のパートにおいて高時給な仕事の1つに、登録ヘルパーの仕事がある。家事代行のみの依頼でも、時給相場が1300～1600円となっており、身体介助を含む依頼の場合では、時給相場は1800～2500円ほどになる。施設での勤務と違い、利用者宅への移動時間などもあるため、施設職員の仕事とは単純に比較出来ないものの、かなり効率の良い仕事だと言える。
登録ヘルパーには、高時給以外の魅力もある。その1つが業務内容だ。登録ヘルパーは自分の好きな業務を選ぶことが出来る。例えば、身体介助業務の依頼はNGと、あらかじめ事業所と取り決めをすることも出来るのだ。もちろん、請け負う業務を限定的にする分だけ、仕事量が少なくなるリスクもあるが、複数のヘルパーステーションに登録することで、一定の仕事量を確保することも可能だ。
現場への直行直帰を認めている事業所が一般的なため、基本的には、利用者やその家族との間で完結する仕事なことも、この仕事の魅力だと言える。
登録ヘルパーはフォローをする職員もいないため、無資格では出来ない仕事である点には注意が必要だ。登録ヘルパーに必要な資格には、介護職員初任者研修（旧ホームヘルパー2級）などが挙げられる。養成講座を受講して、実務研修も受けないと取得出来ない資格なため、登録ヘルパーは、一般的なパートの仕事よりも始めるハードルが高いと言える。とはいえ、一度取ればその後何十年も使える資格なため、手間をかける価値のある資格だ。